第8回 小細工(2001年12月号/2001.11.15)
二ヶ月ぶりです。ああ、長かった! 色々ありましたよー。トップニュースは、京都花園大学の講演会ですかねぇ。詳しくは遅れまくりのレポを待つか、リンク先のぽんさんのサイト「かちかち山」にyou-さんによるレポが載ってます。
それで講演会のあとサインをしていただいたのですが、実はその際に連載が一回休載する旨、聞いていたので先月はまぁ、予想通りという感じでした。多分今回のカドミスと同じ日に発売された、講談社文庫の書き下ろしアンソロジー『ABC殺人事件』に中篇を出したせいですね。こっちは有栖川有栖、貫井徳郎、加納朋子、恩田陸、そして法月氏によるものです。一応予習に読んでいるクリスティの『ABC殺人事件』がまだ終わっていないので、そっちを読むのはまだ先になりそう。楽しみはあとに取っておいたほうがいいかもしれないし…。
行数かせぎはこの辺で(苦笑)。今回の枚数は26枚。扉を除いたページ数は9枚、柱広告1本。ほぼ平均的です。
前回までが第二部か、という私の推測はものの見事にはずしました(苦笑)。ははっ。第一部の終わり方からすると、第二部は人が死なないと終わらないか? ――予想はいくらでもできるけど。むーん。
舞台は川島邸からようやく離れて、告別式の翌日、 9月16日夜。田代周平から綸太郎に電話が入る。堂本峻の潜伏先がわかったという。四谷四丁目のマンション。田代と翌昼に営団丸ノ内線四谷三丁目駅改札で待ち合わせの約束をしたのち、今度は宇佐見氏より電話。翌日午後4時に京王プラザホテル一階のロビーラウンジにて待ち合わせ。二人だけの秘密、というのが怪しいですなぁ。
新しい人物紹介。山之内さやか、現在新宿の風俗店勤務。堂本と以前、カメラのグラビア雑誌か何かの現場で知り合ったらしい。現在『シティハウス四谷』302号室在住。堂本峻が潜伏していたところ。
それと、田代の話に出てきたのが飯田という男。田代曰く、「ライター崩れの何でも屋」「どこにでもいる業界ゴロみたいなやつ」田代は彼に貸しがあるらしく、そのツテで山之内さやかに連絡をとった。
しかし結局二人が訪ねたときには堂本はいなかった。
先月の末頃 山之内の元に、転がり込んでくる。
先週月曜日(9月6日) 山之内は変な二人組にあとを尾けられる?
9月8日水曜日 朝早く台湾に行くと言いおいて山之内の元を去る。
さて、堂本は事件に関係しているのやら、よく分かりません。田代も堂本に対してまだ何か思うところがあるようだし。
これはこれでおいといて、宇佐見彰甚との会見では少しずつ裏事情が明らかになりつつあります。部屋の状況から、石膏像の首を切って持ち去ったのは江知佳ではないかという綸太郎の推理を聞いて、宇佐見はなんと、川島伊作の遺作にははじめから首がなかったのだという事実を告げる。
ということは元より石膏像切断事件などは起きなかったということなのでしょうか? それとも、語られていない違う事件が起きたのか、たとえば残された石膏像は本物ではない、とか…うににに。今回カドミスのバックナンバーを読み返さずにこれを書いているのですが、どういう表現をされてたか気になるじゃないですかっ。「遺作には、最初から首がなかった」という書き方をしているので、その遺作が綸太郎が見たそのものとはまだ言えない訳で(多分)。やはり一から読み直して検討するか? 年表欲も湧いてきたことだし。これはまぁ、今年の総決算でやりましょうか。