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第24回 連載もカドミスも(2003年5月号/2003.04.15)

 最終回です。でもって今号をもって『KADOKAWAミステリ』最終号となります。……ぎりぎり間に合って、良かった、というのが正直な感想です。だって、この雑誌売れてなかったもんね。一応書店に勤めているので、それなりに売れ行きは気にしていたのですが、私以外に買っている人を見かければいい方で、大体は残っていたんではないでしょうか。かろうじて法月さんのは終わりましたが、連載が途中の分は残りを単行本書き下ろしという形にして出版されるようです。そしてWebサイトのKADOKAWA MYSTERY EXPRESSは当面継続の方向だとか。秋には『新・野性時代』が創刊されるということで、あの『野性時代』がリニューアルするのでしょうか。そちらも楽しみです。

 恒例の枚数は、12頁柱広告2本で枚数は34枚、総計628枚でした。最後は長いですが説明に終始しているため、展開としての変化はあまりないです。
 前回上げた疑問もそれなりに説明がされていました。

 1 伊作はこのことを知っていて「結子」(=律子)の遺体の顔面を石膏直取りしたことになる。どうして真相を明かさなかったのか?
 →律子の殺害には、伊作氏も関与していたのではないか。それで自らの罪が暴かれることをおそれて、今まで真相を明かすことはなかった。
 2 律子が二度目に身ごもったのならば、その相手(義理の弟)は?
 →各務順一。
 3 結局敦志と伊作の確執とは?
 →伊作は律子の不倫相手が敦志だと思っていた。
 4 それで江知佳はどうして殺されなければならなかったのか?
 →江知佳は父親が残したまぶたの開いた石膏像を見て、父親がかつて関与した犯罪を告発しようとしていたことを知る。そして16年前の事件の真相を問いただそうとして、逆に各務夫妻に殺された。
 5 堂本峻の果たした役割
 → 堂本は江知佳が引っ張り込んだ。ストーカーをしていた堂本なら江知佳の云うことを聞くだろう云々。

 印象的なのは、江知佳が石膏像の首を切ったことから、江知佳も殺されたとき首を切られてしまった、ということ、それとそもそも川島兄弟の確執が誤解だと判明しなければ今回の悲劇はなかったのかもしれないと、エピローグで敦志によって語らせているところ。やりきれません。
 何はともあれ、これにて無事連載が終わりました。お疲れ様でした。そして改稿作業頑張って下さい。

 このレポも今回を持って終わり……になる訳ではなく、実はもう何回か続ける予定です。
 今回訳あって個人的に時間がさけないので、また違う機会に総括や、人物まとめ、年表作成をしようと思っています。まぁ生中継めいたことは今回で終わりですが。
 とりあえず、今までおつき合い下さった数少ない方、どうもありがとうございます。レポといいつつ本人の覚え書きでしかなかった気がしますが、まぁなんとか一回も落ちずに続けられて良かったと思います。
 ではまた、近いうちにお逢いしましょう。

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