第19回 非行防止啓発ポスター(2002年12月号/2002.11.16)
枚数は29枚。本文10頁に柱広告ひとつ。
先日京都は大谷大学の講演会に行ってまいりました。そのときの話によると、生首の連載自体は、あと3、4回、春頃には終わる雲行き。その後改稿作業に入るということです。単行本化までの道のりはまだまだ長そうです。
さて、綸太郎が「かがみ歯科クリニック」を出たのは午後9時過ぎ。父から借りた携帯電話に着信があったのでかけ直すと、法月警視が出るがつれなく切られてしまいます。それとは別に、田代周平からの伝言メッセージが残されていて、連絡をとると以前話した「ライター崩れ」の飯田に会って欲しいという。新宿京王プラザホテルのロビーに午後10時。
飯田才蔵は「黄色く染めた髪を坊主狩りにして、とがった顎髭を生やしていたが、それがなければ、寝起きのキューピーさんみたいな顔つき」、「左目にぺらぺらした眼帯」などといかにもアヤシゲな人物。山之内さやかに口を利いてくれたのは彼らしい。そして飯田は、今日の午後宇佐見と会ったというのだ。午後1時、雑誌の編集者に呼び出されて行った新宿の喫茶店に現われ、堂本峻について聞かれたとか。
ここではもう一つ気になる話が出る。田代と堂本峻との因縁(?)について。
そして再度法月警視から電話。その、宇佐見彰甚の身柄を確保した。しかも堂本の目撃談つき。午後8時過ぎに飯田橋の映画館Gホール。その同じ場所に宇佐見もいたというのだ。五百万円の入ったアタッシュケースを抱えて。
宇佐見の話では、彼の元に石膏によって形作られた女性(江知佳)の頭部写真とともに、脅迫めいた手紙がついていたという。
事態が段々動き出してきました。行方をくらましていた宇佐見は今後何か話をしてくれるんでしょうか。そして、結局江知佳の石膏直取りの作品には頭部も存在していた。それは一体、何を意味するのか。そして脅迫に宇佐見が応じた訳は。
しかし、堂本峻はチラチラ姿を現すものの、なかなか捕まりませんね。彼がキーパーソンなんでしょうか。それだけでもないような、気がするんだけどなぁ。
ところで、大谷大学講演会では、法月さんはこの連載について、「最終コーナーを回ったところ」という表現をされたあと、「一箇所記述上の不備があってそこをどうしようか悩んでいる」というようなニュアンスのことをおっしゃられてました。これもなんだか気になるんですよねー。読み返そう読み返そうと思いつつ、最近は結局自分のレポくらいしかさかのぼれないので、ここはやはり、終盤戦の前に一から読まなければ! いや本当、マジで。